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どっちがいい?保険適用のCAD/CAM冠と保険外のセラミック

 

歯のかぶせものにはさまざまな種類がありますが、特に多くの方が迷うのが保険適用のCAD/CAM冠と保険外のセラミックです。それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解することで、最適な選択ができるようになります。この記事では、これらのかぶせものについて詳しく説明します。

CAD/CAM冠とは

CAD/CAM冠は、コンピュータ支援設計(CAD)とコンピュータ支援製造(CAM)技術を用いて製作される歯のかぶせものです。保険適用のCAD/CAM冠は、主に以下のような特徴があります。

  1. 材料

  2. CAD/CAM冠はレジン(合成樹脂)とセラミックの混合材料で作られています。この材料は比較的安価で作成することができます。

  3.  
  4. 製作の精度

  5.  CAD/CAM技術を用いることで、高精度なかぶせものを製作することができます。これにより、歯にある程度フィットするかぶせものが実現します。

  6.  
  7. 保険適用

  8. CAD/CAM冠は保険適用であるため、比較的低コストで治療を受けることができます。これは、経済的な負担を軽減したい患者さんにとって大きなメリットです。

CAD/CAM冠のデメリット

しかし、CAD/CAM冠にはいくつかのデメリットもあります。

  1. 審美性

  2. セラミックと比較すると、レジンが含まれているため、透明感や自然な色合いに若干の差があります。前歯などの審美性が特に重要な部位では、満足度が低い場合もあります。また、経年劣化により変色していきます。

  3.  
  4. 耐久性

  5. 素材の特性上、セラミックに比べて摩耗や割れが起こりやすいことがあります。これにより、長期間の使用には向かない場合もあります。

セラミックとは

セラミックは、主に陶材を用いて製作されるかぶせものです。保険外のセラミックは以下のような特徴を持っています。

  1. 審美性

  2. セラミックは自然な歯の色や透明感を再現できるため、非常に審美性に優れています。特に前歯のような見た目が重要な部位に適しています。

  3.  
  4. 虫歯になりにくい

  5. セラミックは歯にぴったりとフィットするよう作ることができます。そのため隙間から虫歯菌が入る確率が低く、再度虫歯(二次カリエス)になりにくいというメリットがあります。

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  7. 生体親和性

  8. セラミックは金属を含まないため、金属アレルギーの心配がなく、生体親和性が高いことが特徴です。

セラミックのデメリット

一方で、セラミックには以下のデメリットもあります。

  1. コスト

  2. セラミックは保険外治療となるため、保険適用の治療費に比べると高額になることがあります。ただし、医療費控除の対象になります。

どちらを選ぶべきか?

CAD/CAM冠とセラミックのどちらを選ぶべきかは、患者さんのニーズや状況によって異なります。以下のポイントを考慮して選択すると良いでしょう。

  1. 審美性

  2. 前歯など審美性が重要な部位にはセラミックが適しています。

再治療の少なさ
セラミックは二次カリエスになる可能性がとても低いです。また、変色や劣化もほとんどないため長く使用することができます。お口の健康を維持したい方はセラミックが適しています。

  1. 予算

  2. 経済的な負担を軽減したい場合は、保険適用のCAD/CAM冠が良い選択です。ただし、再治療の少なさを考えて長い目で見ると、一時的にコストをかけてでもセラミックを選ぶ価値があります。

まとめ

「みなみうらわ駅前歯科・矯正歯科」では、患者さんのニーズに合わせて最適なかぶせものを提案しています。CAD/CAM冠やセラミックについて詳しく知りたい方は、ぜひ一度ご相談ください。お口の健康と美しさを保つために、私たちが全力でサポートいたします。